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ニューロリンクの視力回復インプラント、米FDAが「画期的」指定

2024-09-17

[17日 ロイター] - 米実業家イーロン・マスク氏が創設した新興企業ニューロリンクは、視覚障害者の視力回復を目的とした画期的な医療機器(インプラント)を発表した。この機器は、生命を脅かすような健康状態の治療や診断を提供する特定の医療機器として、米国食品医薬品局(FDA)から「画期的」という指定を受けた。

この指定は、試験段階での医療機器の開発や検証のスピードを加速させるものであり、視力の回復に貢献する革新的な技術と期待されている。

この機器は「ブラインドサイト」と呼ばれ、マスク氏は「盲目の視力と視神経の回復が可能になる」と投稿した。

ニューロリンクは、視力回復のための臨床試験を開始する時期を探っているが、具体的な回答はまだない。注目すべきは、この技術が他の神経疾患にも応用できる可能性があることだ。医療現場では、脊髄損傷やパーキンソン病、脳卒中後のリハビリテーションなど、様々な治療への展開が期待されている。これは、テクノロジーが医療に革新をもたらす一つの例となるかもしれない。

もし視力を失った知人や家族がいるなら、この情報は重要です。ニューロリンクの技術がどのように私たちの生活を変えるのか、今後の展開が待たれます。