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MVBがインドでの投資に本腰、数千億円規模のM&Aもー新たな成長戦略を模索する企業へ

2024-11-10

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三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFJ)はインドでの新たな成長投資に本腰を入れています。大規模な資本市場案件を進めることに加え、全世界のバックオフィス機能を担う人員を3000人程度に倍増させ、グループ内企業への資金投資も強化しています。

MUFJの執行役員で、アジア戦略を担当する松岡氏はブルームバーグのインタビューで「コンプライアンス(制度的分野)とデジタルの両方で、M&A(企業合併・買収)が必要だ」と述べました。市場規模が急拡大するインドでは、50人程度の企業が1件あたり数千億円規模の投資を見込んでおり、国の成長を背景に今後もさらなる投資機会が期待されています。

アジアの成長エンジンとして注目されるインドは、フィンテック企業の活動も活発で、近年急成長を遂げています。日本のメガバンクグループが進出を強化することで、市場全体の活性化が期待されます。ディスラプターと呼ばれる新興企業たちが従来のビジネスモデルを破壊し、市場競争がますます厳しくなる中、MUFJもイノベーションを前面に打ち出す必要があるでしょう。

さらに、MUFJは今後10年間で20%の自己資本利益率(ROE)を目指す計画を掲げており、安定した利益を確保しながら、多様なサービスを展開することを視野に入れています。松岡氏は、「インド市場における我々の存在感を高めていかなければならない」とも強調しました。

また、MUFJは日本国内においてもデジタル化の進展による競争激化に危機感を抱いており、全体の投資額を拡大することで競争力を向上させようとしています。特に成長可能性の高い新興市場への集中投資が効果的であるとの認識を強めており、アジア全体での戦略的な地盤づくりを急ピッチで進めています。

これにより、インド市場での展開が成功すれば、さらなるグローバルな成長戦略へとつながる可能性が高いとみられています。企業の持続的成長を遂げるために、MUFJは多国籍企業とのパートナーシップ構築にも注力する方針を打ち出しています。インドが新たな経済の希望として注目を集める中、MUFJの動向はますます目が離せません。