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母親の遺体を自宅に1年間放置した疑い 西宮の会社社長の男逮捕
2024-11-09
著者: 結衣
母親とみられる遺体を1年近く自宅に放置していたとして、西宮市のあるグループ会社の社長(57)が逮捕されました。逮捕された男は、9月に死体遺棄の疑いで、神戸市内の警察に自首した時の話によれば「目を閉じていたので亡くなっているのは分かっていた」と供述しています。
遺体は2022年11月12日に発見され、男の自宅で高齢の女性が亡くなっているのを見つけたという。無職の母親は、心搭の疾病を抱えていたとされ、遺体の状態が悪化していたことが報じられています。
同居していたとされる男は、「女性は事務所内の3階の部屋で布団をかけられた状況で横たわっていた」と説明しています。また、近所の住民によると、何度か異臭を感じていたとの証言もあり、警察は早期に発見できなかった背景を調査しています。
母親は市内の市営住宅に住んでおり、昨年9月11日に長期にわたる安否確認ができず、市役所の管理センターが介入。その後、男が自宅にいたことが確認され、遺体発見に至ったという。
警察はこの事件を受けて、家族による適切なサポートがない高齢者の安否確認や監視体制の必要性を訴えています。今後も社会の高齢者支援がいかに行われるかが課題となりそうです。