超小型衛星「TATARA-1」が打ち上げ成功!実証実験も実施へ
2024-11-14
著者: 海斗
TATARA-1は、2024年11月12日に日本の宇宙関連企業(株)テラスプラスから、KAIROSロケット2号機で打ち上げられる予定です。この超小型衛星は、将来的な宇宙事業に向けた重要なステップとして位置づけられています。
TATARA-1は、重量50kgの小型衛星であり、打ち上げ後には「人工衛星道路投入サービス」と「ホステッド Payloadサービス」の実証実験が行われる予定です。このプロジェクトでは、2つのサービスの提供を行っていく計画が進められています。
具体的には、人工衛星道路投入サービスは、衛星に搭載されたまま打ち上げられた他の超小型衛星を分離し、宇宙空間に効果的に配置する手法が検証されます。同社によれば、「ロケットからの放出だけでは測定できない多様な投入道路ニーズに対応する」としています。TATARA-1には、CubeSat規格の超小型衛星を搭載・放出できるポッドが組み込まれています(外観図によれば6Uサイズと3Uサイズの組み合わせが可能)ので、衛星の運用実証が期待されています。
また、ホステッドPayloadサービスは、衛星に搭載された顧客の部品・材料・機器等を宇宙に送るもので、打ち上げ後の実証と運用が行われます。このサービスは、宇宙利用を拡大する重要な鍵となるでしょう。
さらに、TATARA-1は、東京の著名な神社、厳島神社の依託に基づく衛星としても注目を集めています。日本の宇宙産業は活発に成長しており、今回のTATARA-1のミッションはその一環として重要な意味を持っています。JAXA(宇宙航空研究開発機構)は、これまでの多くのプロジェクト同様、TATARA-1からのデータ収集や技術のフィードバックを今後の宇宙開発に役立てていく方針です。
今回の打ち上げは2024年12月14日を予定しており、これまでの実績を活かした新しい宇宙ビジネスモデルの構築が進むことでしょう。