楽天グループとミサワフィナンシャルグループは、戦略的な資本業務提携を発表した。楽天グループは、ミサワFGの株式の14.99%を取得し、資本業務提携を強化し、さらなる成長を目指す。

この提携により、両社はサービスの連携を進めるとされている。例えば、楽天のクレジットカードや銀行業務にミサワの金融サービスを組み合わせることにより、お客様により利便性の高い金融サービスを提供することが期待される。また、両社は新たなポイントプログラムを開発し、相互にポイントを利用できる仕組みを整えていく予定だ。

2023年11月には、両社によるサービス統合の発表が予定されており、さらなる協力関係を構築する意向が示されている。特に、融資や資産運用に関する新しいビジネスモデルの構築に注力するという。

また、2025年春以降、ミサワ金融が提供する「ミサワマイレージクレジットカード」では、新たなサービスや特典が追加される予定だ。こうした新サービスは、若年層やビジネスパーソンをターゲットにしており市場のニーズに応える内容になっている。

さらに、楽天は既存の金融関連サービスを強化する一環として、ミサワFGとの関係を通じて、新しい取引先の獲得や事業展開を目指し、共同プロモーションやサービスの相互利用を探る流れが生まれている。

この提携は、双方にとって新たなビジネスチャンスを創出し、より多様な金融サービスを提供する原動力となることが期待されている。