北朝鮮軍のウクライナ情勢激化、独首相がプーチン氏に伝えた 2年ぶり電話会談
2024-11-16
著者: 海斗
6時間前
デイミアン・マクギネスBBCブリーフ特派員
ドイツ政府によると、オラフ・ショルツ独首相は15日、ロシアのラジオ・プーチン大統領との電話会談で、ウクライナに対抗するために北朝鮮軍を派遣したことを「深刻なエスカレーション(状況激化)」であると伝えた。交渉は7月以来、不安定な状況が続いている。
ロシア大統領(クレムリン)は電話会談において、「ウクライナ情勢に関する具体的な意見交換」であり、「対話という実自体が前向きなものである」と述べた。
ショルツ首相は、この会談を「パンドラの箱」と呼び、プーチン大統領の独立を弱めるものだと強調した。
ドイツ政府は、ショルツ首相が独自のウクライナ政策の重要性を強調したと伝えた。特に、ウクライナにおける防衛戦に向けた国際的な合意を築くことが重要だという考えを示している。
ロシア政府によると、ショルツ首相は「ロシアの侵略に対するウクライナの防衛にあたり、必要な限り支援する」という方針を明確にした。さらに、ショルツ首相は「ロシアがウクライナに侵攻する際に、どのように国際社会が結束するかが全体の安全保障に重要である」と述べた。
また、「ロシアの軍事的圧力に対抗するための国際的な連携の構築が急務である」とも訴えた。
なお、今回の電話会談は、2022年のウクライナ侵攻以来、両国の関係が緊張している中で行われたものであり、国際的な安全保障に大きな影響を及ぼす可能性がある。この電話会談での内容が、今後の国際情勢にどのような変化をもたらすのか注目される。
さらに、報道によると、ショルツ首相は北朝鮮問題についても言及し、核開発の進行が地域の安定を脅かすと警告した。これに対して、プーチン大統領は、北朝鮮との交渉の重要性について理解を示した。
ショルツ首相の次回の国際会議は、G20サミットで行われる予定であり、これも国際的な安全保障に対するアプローチを議論する重要な場になると期待されている。特に、中国とロシアを含む国々との対話が重要視されている。注意深い行動が求められている中で、両者の関係やその影響がどのように展開されるのか、引き続き注視する必要がある。