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日本代表・比江島慎「僕は最後のつもり」アジア杯予選Window2で次世代への「バトン」の意向

2024-11-14

著者: 蒼太

●「談話かと…」驚きのキャプテン任命

11月13日、今月末の「FIBAアジアカップ2025予選Window2」へ向けた直前合宿を行っているバスケットボール男子日本代表(FIBAランキング21位)のメディアデーが開催され、比江島慎選手が今回の活動を「一区切り」とする意向を表明した。

トム・ホーバスヘッドコーチでの、富樫勇樹とともに千葉ジェッツがキャプテンを務めたが、パリ五輪後の再始動となる今回の活動に対し、指揮官はチーム最年長の比江島選手にキャプテンを任命した。この話に関して、「(ホーバスHCに)会った瞬間にキャプテンと言われた。談話だろうなと思ったんですけど…」と、普段は軽口を叩く彼も少し驚いていた様子。

「富樫や千葉のキャプテンも立派だけど、自分が次の世代へのバトンを繋げるという意識がある」という意向を持っている。大分の中学からプロに進んだ比江島選手は、「選手経験からはどの方向に進むかは、少し先に行く選手が出来た方が良い。どの世代も練習してきた中で、この世代が適任者だと考えています」と他選手への柔らかい期待を語った。

またフルメンバーでの活動について、「何かを成し遂げるのが難しい状況であり、良い研究を進めるためには次を意識しないといけない。自分もこのチームで頑張って戦う試合が大切だと考えています」と熱意を見せた。

最後に「自分がこのままの状況を続けて、次の世代の選手たちと一緒に楽しめるように進めていく。一つ一つの活動を大事にしてやっていきたい」と語り、次世代への思いを込めた意気込みを述べた。

日本代表はアジアカップ予選で次のステップへ進むため、勝利を掴み取る気持ちが大事であるとし、プレーにも注目が集まる。巴山セミスチームで出場する富士通広島の松井選手も期待されており、彼の出場が日本代表の戦力をどう変えるか、非常に楽しみなシーズンとなりそうだ。

日本代表が11月21日に日環アリーナで行うモンゴル代表との戦いは国際舞台での重要な一戦であり、ファンも注目すること間違いない。応援の声が後押しし、選手たちが気持ちよくプレーする場面が見られることを期待したい。日本代表の次世代を担う選手たちのステップアップに、注目が集まることが予想される。