名医小林幸が「毎日音楽を聴く」ことを習慣している訳。「目の状態に必要なためそれで知らなくなるのも理由があって…」
2024-12-31
著者: 裕美
(写真提供:Photo AC)
「自神神経は50歳を過ぎると、野生動物であれば自然界で生きられないレベルまで下がる」——。そう語るのは、自神神経の名医・順天堂大学医学部の小林幸教授です。
避けて通れない<老い>の真っ只中で、自神神経を整えて楽しく過ごしていくためには、どのような習慣を身につけたら良いのでしょうか。
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音楽を聴くだけで体調が整う
私の場合、音楽を聴くことは毎日の習慣の中で特に必要なことです。疲れた時やストレスが溜まっているときは、当然のことながら、音楽を必ず聴いています。これからもずっと音楽を聴き続けています。このような感覚で音楽を聴いている事は、ひとつの体調を整える作業とも言えます。
音楽は自神神経のバロメーターでもあります。どんなに良い曲でも、聴いていて心が落ちつかなかったり、自分の心に入ってこない曲では逆に心を落ち込ませます。自神神経を整える音楽です。
音楽は自神神経のバロメーターでもあり、また、ストレスを軽減し、幸福感をもたらす鍵とも言えるでしょう。音楽を聴くことで得られる幸福感は、生活の質を向上させる効果があると言われています。在宅や通勤中で、何度も流れてくる音楽を聴いています。このように音楽をうまく日常生活に取り入れて利用することで、心身の健康を向上させることができます。
・音楽の癒しの効果
音楽によって、人はストレスから解放されたり、感情を浄化されたりします。特にリラックスしたメロディーや自然の音、例えば水の流れや鳥の歌声などの効果は、多くの人に癒しをもたらします。これにより、仕事や日常生活の疲れを癒すことができるのです。
・専門家の意見
そのうえ、音楽療法士や心理学者も音楽が心にもたらす影響について研究を重ねています。研究によると、音楽を用いることで心の状態が改善されることが解明されています。たとえば、入院患者が音楽を聴くことで痛みや不安が軽減したというデータも報告されています。
これからもますます多くの人々が、音楽の持つ力を再認識し、日常生活に取り入れていくことでしょう。音楽はまさに心の栄養とも言え、その重要性は年々増していくことでしょう。