[16日 リポート] - 米国疾病対策センター（CDC）は16日、先週確認された米国内初の高病原性鳥インフルエンザ（H5N1）重症患者から採取したサンプルを分析したところ、患者の居住地内で感知されたウイルスが見られなかったと発表した。

この変異が確認されたのは、ウイルスが宿主細胞に付着する際に重要な役割を果たすヘマグルチニン（HA）遺伝子からであり、CDCはこの事例の流行による一般市民へのリスクは変わらないと強調している。

CDCは、今回の症例に関連するとされる鳥との接触について、無症状の飼育中の鳥と接触した初めての症例であると発表した。自宅で育成中の鳥との接触に関連付けられる初めての事例で、患者は重度の呼吸器疾患を患っている。

この患者に見られた変異はまれだが、他国では一部の症例で特に感染症状が重い期間に報告されている。

CDCによると、この患者から人への感染は確認されていない。