科学

マウスを宇宙に持ち込むと、ある部位の骨がスカスカに!

2025-04-02

著者: 陽斗

宇宙空間では、どの骨の部位が弱くなるのか?

宇宙飛行士は長期の宇宙滞在のあと、地球に帰還すると骨密度が大きく低下していることが知られています。

調査報告によると、宇宙空間では1ヶ月あたり約1%の骨密度が失われるとされ、これは地球上での加齢による骨量減少の10倍にもなります。

この原因としては、微小重力における骨にかかる力が弱まり、骨が強度を受けなくなることが影響しています。例えば、筋肉と同様に「使わなければ衰える」ということです。

しかし、ある部位だけが特に弱くなるのではなく、全ての骨が均等に弱くなるのかという疑問が湧きます。実際には、特定の骨が特に脆くなることがあります。これは将来的な宇宙旅行や火星探査の安全性に関わる重大な問題です。

NASAの過去の研究でも、部位ごとの骨の変化については多くのデータが収集されており、特に足首や脊椎において顕著であることが示されています。

さらに、宇宙放射線や微小重力環境における体への影響も研究されており、リスク管理が求められています。今後の研究では、これらの要因が骨密度に与える影響を正確に理解することが必要であり、宇宙旅行の安全性を確保するためにはこれらの問題に取り組むことが欠かせません。

次回の研究では、そうした未解決の謎に正面から挑むことになるでしょう。