ダブルヘッダーのどちらか一試合でも勝てばポストシーズン進出が決定するレイズとメッツによる雨天絡みの2試合が行われ、メッツが第1試合でレイズを劇的な逆転勝利で下し、2年ぶり11度目のポストシーズン進出を決めた。

先制したのはレイズ。3回に2番アルビースが10号ソロを放ち、6回に6番ロレアーノが11号ソロで追加点を挙げ3-0とリードした。

試合が大きく動いたのは8回。先行のメッツが先頭から5打席連続二塁打を含む5連打で同点に追いつき、無死一三塁の好機を作ると、さらに4番ニモが23号2ランを放ち6-3と試合をひっくり返した。

その後、12死球、3本で代打キャレニックが1打点、12死満塁で再度アルビースが走者一掃の二塁打を放ち7-6と再逆転した。

これで試合が決まったかと思われたが、9回1死一塁から今季MVP候補とも評判の1番リンドアが逆転33号ランを放ち6-7とした。

あまりの劇的逆転勝利にSNSは大盛り上がり。米記者らが次々に「OMG（オーマイガー）！」と驚愕の声を上げた。ESPNのジャフ・パッサン記者は「今季最高のゲーム。何という勝利」と述べ、アスレチックスのレンクト・ルーカは「まるでファイク。あまりにもあり得ない」と驚きを隠せなかった。

なお第2試合はレイズが3-0で勝利したが、メッツはすでにポストシーズン進出を決めた。