テクノロジー

マイクロソフトのCopilot推進は続く。Office 365を“Copilot”に改名

2025-01-22

著者: 陽斗

マイクロソフト(Microsoft)は、AI普及のために「Copilot」を導入します。

多くの人々が日常で触れるアプリといえば、Microsoft Officeとは言えません。しかし、Microsoftはその「Microsoft 365 Office」を「Microsoft 365 Copilot」に改名する計画を2024年12月に発表し、次第にMicrosoftのサービス改名が進んでいます。Microsoftの主要アプリであるOfficeをリブランドするという動きは、AIを本流で人々に普及させる意図を感じさせます。

広がるCopilotの波

MicrosoftはAIアシスタント「Copilot」を全てに統合しようとしており、実際には2024年1月に始まっています。ブラウザー「Microsoft Edge: AI Browser」として改名したことを皮切りに、専用の「Copilot+ PC」の発売や、キーボードやラプトップに「Copilot機能」を追加することまで既に実装済みです。そして大々的なOfficeのCopilot化によって、社名よりも前面にCopilotを打ち出しています。

Officeアプリは毎日多くの人に使用され、Copilotを強化する手段として位置づけられています。この変更には、新しい青い六角形の「Microsoft 365 Office」ロゴが「Copilot」ロゴに変わり、右下に小さくM365というタグが付くデザインが伴います。

このリブランディングの動きはさらに広がる可能性が高いと予想されています。

一方で、このアイデアをユーザーに受け入れられるかどうかは現在のところ未知数です。特にユーザーがCopilotを日常的に使用し、活用する姿が見て取れるのかは注目です。

今後に期待されるCopilotの域で、マイクロソフトは次に何を目指しているのでしょうか?

それはCopilotをサポートパートナーに持ち込む年になると考えられています。その根拠として、LG(エルジ)やSamsung(サムスン)が自社のスマートデバイスにCopilotを追加することに合意したことがあります。マイクロソフトがCopilotを強力に推進していることを考えると、マイクロソフト製品以外で展開される可能性が高いです。

たとえば、Googleで検索することが当たり前になった現代では、最初の使用例としてCopilotが用いられる場合、ユーザーにとっても言った意義が持つ可能性が高まります。AIが多くの人々に受け入れられ、誰もがCopilot搭載の端末を持った時、ググるといった言葉が当たり前に使われるようになるかもしれません。テクノロジーに影響を受けて言葉が変化していく未来にワクワクします。