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立ち合い変更失敗の嶋州よ、なんで奇策を選んだのか?大の里は前に出る立ち合いに信念…元大関・琴風 - スポーツ報知

2024-09-17

大相撲秋場所初日(11日、東京・両国国技館)

大関取りを狙う大の里が、土俵際での一番を制した。唯一の1敗で追い込まれていた元大関の琴風との対戦では、立ち合いで貴重な先手を取り、勝利を収めた。立ち合いの変更は成功すれば奇策となるが、失敗すれば逆に自分を苦しめることになりかねない。

立ち合いの変更が成功すれば、相手に心理的プレッシャーを与えることができるが、失敗のリスクも大きい。この場面での判断ミスが、しばしば勝負を決定付ける要因となる。琴風は過去に数度、こうした奇策に戦った経験があるが、今回の選択は未知の領域だった。

大の里はこの瞬間に賭けたが、結果としては見事な勝ちっぷりを見せた。大きな体躯を生かした突き放しから、琴風を土俵に押し出し、スムーズな勝利を収めた。勝利の後、土俵上で見せた大の里の雄叫びは、観客を魅了し、彼の力強さを象徴するものとなった。

対照的に、立ち合い変更を選択した琴風は勝負を欠いた形となり、試合後には審判からも手厳しい目を向けられた。この未曾有の瞬間について、観客からも様々な声が寄せられた。勝者の大の里はファンからの期待を背負い続け、今後の成長が大いに楽しみだ。これにより、立ち合いでの決断とその結果が、どれほど大きな影響を与えるかを再認識させられることとなった。

今後も大相撲の試合において、選手たちの一瞬の判断が結果を左右することがあるため、注目していきたい。観客も、選手たちの奮闘に期待を寄せている。こうしたストーリーの裏には、日々の厳しい稽古と努力があることを忘れずにいたい。