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楽天銀、今期純利益予想462億円に上方修正 – 金利収益増大など寄与

2024-11-11

著者: 蒼太

楽天銀行は11日、2025年3月期の連結純利益予想を従来の378億円から462億円に上方修正すると発表しました。前期(24年3月期)実績比で34%の増加となります。この修正は、金利収益の増加や業務効率の改善によるものです。

発表によると、2024年9月期の連結純利益は前年度同期比で40%増の112億円を見込んでいます。本業のもうけを示す業務純利益も同44%増の166億円に達する見込みです。金利収益(資金運用収益)が同44%増の292億円になると予測されています。

2024年9月末時点の口座数は前年同期比で13%増の1,619万口座、預金残高は同16%増の7,041億円となる見込みです。19年9月期累計の連結純利益は同38%の221億円で、中央値としては過去最高とされています。

楽天グループは19月、楽天カードが更新されたフィナンシャルグループとの接続方法を調整していることを報告しており、今後の業績への期待が高まっています。また、今後追加の金融グループとの連携を進める方針も示しています。

楽天銀行の永井社長は、グループ金融の再編について「われわれのビジネスに明らかにメリットがある。何かを実現したいということで親会社と交渉してきた」と明かしました。また、「親会社の視点では楽天カードとみずほとの提携の方が魅力的であった。大変厳しい結果だ」と述べ、今後の戦略についても話していました。これにより、今後の金融業界での成長が期待されています.