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辞職代行「モークリ」、従業員に辞職代行を使わせる「非常にショック」と公式X

2024-11-11

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辞職代行サービス「モークリ」を運営するアルバイトロス(東京都港区)は11月11日、公的X(@momuri0201)にそんな投稿をした。同社は「当社では思い描くことはなく、辞職を辞めたりなどもない」と経緯を説明。 「自社に何か至らない点があったのではないか、自問自答して反省して行動する」と表明した。

同社を辞職した元従業員は、1カ月前にアルバイトとして従事。前職でモークリを利用しており、前職で過酷な働く環境に悩まされていたなどの背景から採用に至ったが、体調不良による懲戒が続いていた。このような中、出勤日であった11日に他の辞職代行業者から辞職を伝える電話があり、入社1カ月・出勤数回での辞職となった。

辞職理由は「業務的にもスピード感をかなり意識して行う部分が自分の性格と合致せず、新しいところに転職したかった」としている。

この件を受け、モークリ公式Xは「今回辞職代行を利用されたことは非常にショックで思うこともあるが、辞職代行業者に辞職代行を使われた経験を教えて、さらに働く環境の整備や働きやすさを追求していきたい」と表明している。

モークリは、22年3月から提供している辞職代行サービス。本人に代わって辞職の意思を伝え、辞職を支援する。サービス料金は正社員が2万2,000円、アルバイトの場合は1万2,000円となっている。

この現象は近年、若者の働き方が変化し、辞職を選ぶ人が増えた背景には、労働環境の厳しさが影響していると分析されている。多くの若者が、肉体的・精神的な辛さから辞職を率直に選択する傾向にあり、辞職代行サービスに頼る傾向が見られ、注意が必要だ。