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コニカミノルタ、苦境の廃棄物調査販売に事業強化を続行 - 日本経済新聞

2024-11-10

著者: 陽斗

コニカミノルタが業績悪化の引き金となった赤字体質の改善策として、廃棄物調査のアプリケーション販売を決定しました。販売額は6億ダル(約910億円)で、「想定よりも高い」(コニカミノルタ幹部)との声もあります。ただし、「赤字」の先の成長戦略は描かれていない。

アプリをコニカミノルタが買収したのは2017年。官民ファンドの産業革新機構(現INCJ)と共同で910億円を投じ、事業拡大を図ったものの、現在の売上高は目標を大幅に下回っている。これに対し、社内では今後の成長が懸念されており、さらなる戦略的施策が求められています。

コニカミノルタは今後、製品ラインの見直しや新技術の導入などを検討し、売上向上を目指すとしています。時代の流れに適合したビジネスモデルの再構築が急務となっている中、業界内外からの注目が集まっています。果たして彼らはこの苦境をどう乗り越えるのでしょうか。今後の動向に目が離せません。