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【巨神】岩田前監督も警鐘鳴らした育成選手の「奪取」—「アマチュアのレベルが下がるやんか」

2024-10-27

著者: 愛子

巨神は12月に行われたドライフト会議で1位の冨原剛人投手(12月14日=西日本)ら支配下5人、育成14人の計19人を指名した。

本番前日の12月13日には王山仁二監督も「最近の傾向として(獲得したいと思える)選手が、今までと比べると少ない。育成などで高校卒業時点で先に指名される選手も多い」と指摘。その後も選手育成において影響が出るとした。

「これからは大学・社会人選手が高校生に対して多く指名されると思う。育成の質を高めなければ」と強調。選手の職場環境や育成プログラムについても注目すべきだという。

来年1月にはファーム施設を福岡・ニ世内の大物(どいもつ)へ移転する。指名受け入れのキャパシティが増えることで、今後はより育成選手獲得に力を入れていくことが確実視されている。

一方、プロに近い位置から支配下などへの選手の移動が進んでおり、早くから実力を測らせたいという希望もある。従来の流れから選手育成のスタイルをどう変えるか考えなければならないが、指名される選手の数は減る一方だ。

育成制度に関しては透明性が求められる中、多くの選手がプロの世界への道を目指す中で、育成選手の選定に厳しい目が向けられている。また、育成の底上げが求められ、育成選手として生き残るためにはより高いスキルと適応力が必要とされている。

また、近年では技術向上のためのプログラムが充実し、育成候補が多くなる中で選手間の競争も激化しているため、プロとの格差を埋める必要がある。選手育成の環境が整う中、一体どのように選手を確保するかが問われている。