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出雲FCの選手、相次ぐハラスメント被害でリーグに声明 | 毎日新聞

2024-11-06

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なでしこリーグ2部の出雲FC(島根県出雲市)に所属する女子選手2名が6日、市内で記者会見し、監督からハラスメント行為を受けていたと明かした。代理人は同日付で日本女子サッカーリーグに声明を提出した。

2人は、スペナーズ・ルライ選手(26)とタイズ・ファヤ選手(25)で、2022年8月から在籍し、プロ契約を結ぶ。出された声明によると、2人に対して練習や試合で通報を強要する契約だったが、基本的には毎回しなければならず、監督の指示が理解できないなどの支障が出ていると説明されている。

さらに、入団以来、監督からポルタガル語で性的な意味の言葉を浴びせられ、精神的苦痛を受けたとも述べた。2人は7月下旬、「緊急ストレス反応(うつ状態)」と診断され、8月以降は練習などに参加できなくなっている。2人はリーグに関連する処分を求めている。

ルライ選手は「練習しても使ってもらえなかったことが辛かった。サッカーを愛しているのに、目が覚めても起き上がれない気持ちになっていた」と語った。

クラブを運営するNPO法人出雲ディオサスもこの日の記者会見を開き、理事長は「(通報の契約は)常時ではなかった」としたうえで、「努力したが十分な配慮ができず、反省している」と述べた。セクハラ発言については「現時点では確認されていない」とし、追加調査を進めるとした。