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今シーズン全国初 北海道の利尻山で「初冠雪」 昨年より25日早い
2024-09-22
著者: 陽斗
今、2023年10月22日、北北海道の利尻山で「初冠雪」が観測されました。これは、例年よりも11日早く、昨年の25日早い記録です。利尻山は、今シーズン全ての地域で初めての初冠雪を迎えた山となります。
北北海道の空には寒気が流れ込み、21日(土)にかけて標高の高い地域で氷雪が降雪しました。また、今朝は霜が降る寒気も観測されています。リシリ町や本町の最も低い地点では、気温が0℃に達するなど、初雪の日を迎える雰囲気が漂っています。
初冠雪とは、例年8月1日から翌年の7月31日までの間に、山岳の気象官署から見て発表される雪が積もったことを指し、山の山頂付近で初めて雪が観測された日を記録します。
特に利尻山の場合、初雪は山の状態からの指標ともなっていますので、近隣の山岳でも白く覆い尽くされる状態が見られることが求められます。しかし、ただ雪が降っただけではなく、白く覆われる様子が観測されることが条件です。町中から見える方向が条件で、夜間に積もる雪が頭に留まる場合でも、初冠雪としては記録されません。
昨年の利尻山の初冠雪は11月16日でしたので、今年はかなり早めの到来であることが分かります。初冠雪の早さは冬の寒気が厳しくなる兆しとも考えられ、他の地域にも雪の便りが届くかもしれません。気象庁の予報によれば、この先の数日でさらに冷え込みが強まるとのことで、寒くなる準備をしておくことが求められています。
初冠雪が観測されると、スキー場のオープンも待ち遠しくなることでしょう。多くのスキー愛好者たちは、利尻山の美しい雪景色を楽しみにしていることでしょう。この冬のシーズンがどのような気候になるのか、今後の天気に注目です。