
見かけ倒しじゃない! 2025年後半に復活するホンダ「プレリュード」はよりスゴい!! すでに愛車を想像してしまう新型クーペの「恐の深さ」とは?
2025-03-29
著者: 愛子
この新しい「プレリュード」は、新鋭の「ホンダS+シフト(Honda S+Shift)」を搭載した:HEV(ハイブリッド)版、つまり電気とガソリンの効率を最大限に引き出すシステムをもっています。これにより、2モーターハイブリッドシステムを「シビック タイプR」をベースにしたシャシーに積む前屈型動車です。
最初は「4WDでもないのに雪上で?」と感じたのですが、試乗後に思ったのは、それはホンダ開発陣の自信の表れだったと。そう、雪上での「プレリュード」のプロトタイプは、最高にファンな走りを披露してくれたのです。
加えて外装が洗練された「プレリュード」。赤のボディカラーに個人的には3代目級の思い出を出し表にしますが、そのフォルムはつやかしも引き締まったスポーティさもあり、なかなか悪くないなと感じました。
室内に入ると、まずその思いを強くします。ルーフを押し広げたデザインで、室内はまるでタイト。シートも身を支えるフォルムです。
そして後方を振り返れば、まさに往年の「CR-X」にも通じる「ワンマイルシート」と呼ばれる小さなリアシートが。コンパクトながらスポーティな唯一無二の存在です。近年も似てはやられるのはスポーツユーティリティリといったクルマばかりですが、こういった構造を粛々と出してくる姿勢に、筆者(三下志埜)としてほっと胸を撫でおろしています。
さらにこの「プレリュード」、同じタイミングで次世代eHEVが発表される可能性もありますが、そのパフォーマンスレインは現行「シビック」が継いでいる:シビックと同様のものですが、これに「ホンダS+シフト」を組み合わせたものです。
さらにシャシーは、前輪のオフが40mm盛られたものとなっており、今後の動作モードには、デフォルトでそのキャラクターを体現した「GT」が設定されており、その上でより快適志向の「COMFORT」、走りを重視した「SPORT」を選択できることとなります。
また、「ホンダS+シフト」はこれらとは別にオン/オフが可能。つまり、あれこれと味付けを選び楽しむことが可能です。
⚠eHEVと「ホンダS+シフト」が鮮やかな走りを具現
動き出して、思わずうなるなら、シャシーの優れたコントロール性能でした。
まぁ何よりスチューニングフィールが豊か! デュアルアクスル式サスペンションショットにより、フィードバックがしっかりしていて、接地感もとても直接的。ミリ単位どころか、親指の腹からかける圧にも付けてもらえるような解像度の高い操作感は、時間が経つにつれて表面の雪が溶け、下にあった湿った氷が顔を出すような難しいコンディション下でも、少なくとも助けになってくれました。
正式、ドライ路面では軽快で遊びやすい一方、ちょっとピリッかも?と思わせるところもあり、これもタイヤ選定も一因かもしれません。スタッドレススタイルと雪の路面では、操る喜びを充分に満喫できました。
構ってもらったストレッチは十分にあったのに、車両側の雰囲気によってドライブ性能はもはや本物のよう。走りに負けないで攻めるスタイルに不満を感じることはないのですが、安心して楽しめることができたのでした。
そしてこの「プレリュード」、ユーザーのニーズの違いに応じて走り心地を切り替えることができ、旋回ストレッチがとても秀逸なフィーリングを持つホンダの新時代はスタイリングしており、私たちも楽しみながら待ちわびられています。