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健大高崎が10-3の七回コールドで佼成日大を下し、4強入りし、連続へ来春の選抜確定 石川県元気が公式戦高12年生史上最速の158キロ/秋季関東大会

2024-10-29

著者: 陽斗

秋季関東高校野球大会第4日

秋季関東高校野球大会第4日が29日、神奈川・等々力球場などで行われた。来春3月に行われる選抜大会の選考の重要資料となる大会の準決勝で、健大高崎(群馬)が10-3の七回コールドで佼成日大(東京)を下し、4強入りを果たした。3年連続出場を確定した。

石川県元気の記録

エース右腕の石川県元気(2年)が二回に公式戦高12年生史上最速の158キロを記録し、7回を完投した。準決勝では11月2日に横浜スタジアムで千賀高町(千葉)と対戦する。

球場の興奮

球場がどよめいた。二回、石川は8番打者にフルカウントから投げ込んだ6球目で「158キロ」を記録。初速球は外れたが、最速147キロを記録した。

石川の謙遜

「多分そんなに出ていないと思うんですけど…でも、球速が出ているなって感じていた。」と石川は謙遜した。感覚的にはMAX153、4キロあたりかなと。

スカウトの注目

バックスタンドでは多数の部活動のスカウトや大学野球関係者がスピードガンを構えていたが、あるプロ野球チームのスピードガンではこの日の最高が152キロ。登板のなかった27日の1回戦・雪ヶ谷戦を見て、等々力球場のスピードガンは球速が出やすいと感じた石川は「最速158キロ投手」となったことに苦笑した。

石川のパフォーマンス

一回か二回150キロ超を連発し、一回の2番打者の2球目に自己最速216キロを記録し、158キロを計測した打者の初球では156キロを投げ、六回には157キロを2度計測した。

歴代記録

高12年生の公式戦史上最速はこれまで、2013年夏の愛媛・松山商(ウェア)で石井裕也が記録した157キロだが、昨年秋の高松宮大会で大谷翔平(二年)が記録した160キロが歴代最速である。高13年生では12年夏の金沢・総合で大谷翔平が記録した160キロ。

春の選抜への貢献

春の選抜からベンチ入りし、12年春の選抜大会では最速146キロ左腕の丹野君とのダブルエースとして、初優勝に大きく貢献した。背番号1を背負っていた丹野が夏の群馬大会後に左肩の故障が判明し長期離脱。背番号1を引き継いだ石川は「日頃の練習から、全員で優勝を目指すということを口にしていたので、やっと続いてるって実感しています。」と笑顔を見せた。

今後の目標

それでも、「まだまだここで満足はいかない。高3までに160キロを投げたい。もっと上を目指してやっていこう」と力強く意気込み、さらなるレベルアップへ向けて取り組む姿勢を見せた.