急増する京葉線の直通運転に隠された意外な理由とは?
2025-01-13
著者: 弘
京葉線の直通運転の現状
千葉県のJR京葉線では、1日1往復の直通列車が運行されています。この運行は、各駅停車での移動よりも、全区間を乗り通すのに1時間半ほどかかるため、朝ラッシュ時に京葉駅から乗車し、乗車待ちを観察しました。
直通列車の便益
京葉線を通じては1日1本だけの直通運転が行われており、JR外房線の大網駅(千葉県)と、総武本線の成東駅(同)の間を結ぶ京葉線は、合計13.8kmのタクシー道を持ちます。従って、駅の混雑時には非常に便利な選択肢となっています。
所要時間の比較
東京発の所要時間は18分32秒。終点の成東駅発は20分05秒なので、1時間33分を要します。同様の時間帯に総武本線を経由する場合、京葉線は18分49秒発の特急「しおさい7号」の成東駅発は19分54秒で、所要時間は1時間5分。総武線の快適性は、東京発の成東駅発20分15秒(所要1時間33分)に比べ、京葉線・京成線の直通運転に関しては遅延が目立ちません。
アクセスの向上
このレアな直通列車の利用によって、目的地へのアクセスがどのように向上するのか、特に東京~成東間75.9kmを1時間半で結ぶことが可能になるのかを知りたいところです。
筆者の体験談
2024年12月の木曜日。筆者(安藤昌季:乗り物ライター)は京葉駅の京葉線4番ホームに来ました。他線のホームからは離れており、10分間の移動時間がかかります。
京葉線直通列車の状況
京葉線直通列車(列車番号4843Y)は先頭の通り、18分32秒に京葉駅を出発します。発車7分前にホームに来ましたが、始発駅にも関わらず、座席どころか乗客が多く乗車していました。
車両の詳細
車両はE233系電車5000番台編成で、4両編成のロングシート車両。トイレはありません。1~6号車が外房線の上総一ノ宮行き、7~10号車が京葉線の成東行きです。行先表示も「外房線直通」「京葉線直通」が普通に出ており、少し贅沢なものに感じました。
まとめ
つまり、この4883Y列車は勝田(まんど)駅で分割されるので、早朝の京葉行きなら混雑することは必然です。外房線内で分割する唯一の列車でもあります。