健康

インフル感染、受診生の感痛対策は「睡眠や栄養摂取を」 | 毎日新聞

2025-01-17

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インフルエンザの流行と受験生への影響

昨年末からインフルエンザが猛威を振るう中、18日19日は大学入試共通テストが予定されるなど受験生にとって大事な時期である。専門家は感染がピークに差し掛かっていると指摘。万全な体調で望めるよう、受験生には感染症対策を呼び掛けている。

全国のインフルエンザ患者数の現状

厚生労働省が17日に発表した全国のインフルエンザ患者数は、例年に比べて急増中。医療機関あたりの受診者数は、1医療機関あたり35・02人で、1999年の統計開始以来過去最多だった2024年12月23日〜29日の日の患者数からは減少したものの、「1医療機関あたり30人」の警報レベルにある県は40県に及んだ。また、全国の保育所や小中高などの学年・学級閉鎖は、多くが冬休み明けと見られる時期なので、学年閉鎖26校(前年度同時期比増)、学級閉鎖83校(同8校減)となった。

福岡県医師会の見解と感染対策

福岡県医師会の堀光英常任理事は、15日の定例記者会見で「現在が感染のピークとも言われる」一方、「現在主流のA型が終息しても、別の型の流行に対して流行期が長くなる可能性がある」と注意を促している。その上で、受験生や家族に向けて、❶不要な外出や人混みを避ける❷帰宅時の手洗いやうがいを徹底する❸十分な睡眠や栄養摂取を心掛ける、など基本的な感染対策を怠らぬよう呼び掛けた。「勉強も大事だが体調を整えることも重要。睡眠や栄養をしっかり摂ることを心掛けてほしい」と訴えている。