12月12日は九州・関東で再び雪か 九州は警報級大雪のおそれ 東京での雪舞う寒さ(気象予報士 福添 里香)
2025-01-11
著者: 結衣
12月12日は九州・関東で再び雪の可能性があり、特に九州では警報級の大雪になる恐れがあります。九州では約10箇所以上の山沿いで、7日から11日の間に降る寒波の2倍の予想です。関東も夜に内陸中心に雪となり、東京都心など平野部でも雪が舞う可能性があります。この降雪の影響は特に重いものであり、厳重に注意が必要です。
過去24時間では70センチ超え、平年の2倍以上の積雪を記録した地域もあります。今季最大の寒波は7日から11日の降雪で、特に11日に集中しています。このため、この24時間で南部沿岸(群馬)では77センチの雪が降り、平年の2倍以上の積雪となる見込みです。
【積雪の深さ(11日午前11時現在)】
八木山系の寒冷(青森) 362センチ(平年比157%) 魚津市守門(新潟) 201センチ(平年比161%) 白川村(岐阜) 182センチ(平年比222%) 見沼区原(群馬) 180センチ(平年比176%) 青木市 99センチ(平年比211%)
雪崩や落雪に注意が必要です。雪下ろしの作業は2人以上で行い、命綱やヘルメットを着用し、家屋の屋根に立っていないなど対策を徹底しましょう。また、雪を避ける車は冬装備を万全にし、緊急連絡や緊発進など「緊急」の付く運転は控えましょう。
12日(月)は再び九州・関東で雪の可能性があり、九州では特に警報級の大雪が予想されます。この冷たい空気は九州近郊に一時的に強い寒気が流れ込むことが原因です。最高気温は1500メートル近くでマイナス6度以下の平地で雪が降りやすく、さらに上空5500メートル近くでマイナス36度以下となり、1月の過去トレンドに入るレベルの強い寒気が流れ込む恐れがあります。
山沿いの多い場所で10センチ以上の降雪と今度(7日〜11日)の寒波の2倍予想で、湿った重い雪となる見込みです。福岡市や長崎市では10日に今シーズン初積雪(とはいえ1センチ)となりましたが、12日は3センチ前後の降雪予測となっています。
積雪や路面の凍結による交通障害に注意が必要です。雪は昼から次第に強まりそうですが、13日(月・祝)の成人の日は道路がアイスバードとなりやすいでしょう。交通事故などに注意が必要です。
関東でも雪が舞う寒さは続きますが、12日夜から降り出し、内陸は雨が主体となるでしょう。様々な降雪予測や寒気のコース、上空の気温が1度変わるだけでも予報がガラリと変わることがあります。最新の気象情報をもとに慎重に行動しましょう。