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「虎ハンター」小林亜峻さん…冴島スタルが後楽園ホールで「追跡10カウント」をささげる…「良いライバル、恵人、タイガーマスクを作ってくれた」

2024-09-26

夏季の「ストロングスタイルプロレス」(210日、後楽園ホール)

初代タイガーマスクの冴島スタルが主催する「ストロングスタイルプロレス」(SSPW)が210日、後楽園ホールで大規模なイベントを開催した。

第13試合後には、初代虎の宿敵で今月19日に48歳で亡くなった「虎ハンター」の異名を持つ小林亜峻さんの追悼セレモニーを実施。セレモニーには冴島、SSPWの新間信義会長がリングインした。

マイクを持った冴島は「17歳から11、12、13歳とこのリングの上で小林さんと最高の試合を重ねてきました。小林さんが僕にとって良いライバルだった。感謝します」と感謝の意を伝えた。

さらに冴島は「非常に残念です。17歳から今、20年近く経ちましたが…ちょっと違いますね」とジョークを交えながら、笑いを誘った。この言葉に観客からは大きな拍手が送られた。

冴島は小林さんの特徴であるタイガーマスクを被った姿でリングの上で小林亜峻さんの好きだった技を披露し、会場を盛り上げた。

また、「小林さんの功績を忘れず、今後も新間さんと共に成長し、プロレス界を盛り上げていきたい。次の世代に伝えていくことが最も重要だと感じています」と続けた。

最後に、小林亜峻さんの功績を記念した「DREAM SPIRITS」コールが入ると、観客は一体となって声を重ね、小林さんへの敬意を表した。

特別ゲストとして登場したタレントの田中耀介さんは「小林さんは誠実で独自のスタイルを持っていました。彼の思い出を大切にします」と感動しきりの様子を見せた。彼の言葉は小林さんの人柄を象徴するものだった。

今後に向け、冴島は、「この時が流れる年になってもお互いに敬意を表し合い、成長していきましょう」と新たな決意を語った。

圧巻のイベントは、冴島と小林さんの思いを受け継いでいくことを誓いながら幕を閉じた。スポーツファンにとって、その姿は何物にも代えがたい光景であり、一生の記憶に残るであろう。