ビジネス

合格実績でも…講師の知名度でもない…現役東大生が断言「選んではいけない受験予備校」を見分ける最重要項目

2025-01-09

著者:

大学受験予備校の「ニチガク」が教室を突然閉鎖し、受験生の間で動揺が広がっている。予備校を選ぶ際にどんなことに気を付ければいいのか。東大生作家の西岡誠さんは、「合格実績や講師の知名度で予備校を選んではいけない。危ない予備校を見分けるためには必ずチェックしてほしいことがある」と話す。

入試直前期に「予備校閉鎖」の衝撃

大学入試直前の時期に、東京新宿区にある大学受験予備校「ニチガク」が突然教室を閉鎖した。その影響を受けた受験生は約130人。中には今年これから受験する生徒も含まれており、「かなり不安を感じている」という声が多い。さらに、経営する会社の日本学力推進社が資金繰りに行き詰って破産申請したと報じられ、受験生たちは再就職先の確保や進学先の選定に頭を悩ませている。

同校から受講していた受験生は「またこのようなことが起きるのではないかと思うと不安感が募る」と話している。NHKやテレ朝が報じた通り、入学試験を控えた生徒には深刻な影響が出ている。

「選ぶべきではない予備校」の特徴

西岡さんは、自身の受験を通じて感じたことを基に、漠然とした不安を軽減し、自分に合った予備校の選び方をアドバイスしている。そんな中、西岡さんは「自分の通った予備校だけでなく、他の予備校を見てもどのような特徴があるのかを確かめていることが重要」と述べている。

また、「最近、選択肢が多すぎて迷う受験生が多いが、最も避けるべきは『閉鎖リスクがある予備校』」だと警鐘を鳴らす。「入会金が高額で長期契約を結ばされる場合にも注意が必要。それに、広告を多く見かける予備校は、実質的な合格率が低いことが多い。」という警告も非常に重要だ。

さらに、業界内での競争が激化し、良質なサービスを提供する予備校が増えている中、選択を誤ると大きな問題につながる可能性がある。そのため受験生自身がしっかりとした情報収集を行い、自分に合ったサポートを見極める必要がある。受験生たちはまだ受験日を迎えていない。今からでも、適切な予備校選びを行うことで、進学への道を開くチャンスは残されているのだ。