はなまるうどん、"原点回帰"へ創業地の高松に本社移転
2025-01-08
著者: 結衣
香川の人気うどんチェーン「はなまるうどん」(HD)は、11月8日、戦略発表会を都内で開いた。この日付で本社を東京から創業の地である高松市に移転したことを発表。新しい店舗では香川県産の小麦を使用したうどんを香川県内で販売する。
この「はなまるうどん」は、強いブランド力で集客を高めており、当社の味を生かしたうどんの開発が進められています。
「おいでぇ!」と呼びかけるはなまるうどん文化の発信に力を入れるとのこと。2000年に1号店として創業した木太店(高松市)などを全面改装する予定で、香川県内の店舗では今春からはなまるうどんのために開発された小麦粉「さぬきの夢」を使用することが予想されています。また、小麦粉の拡充や他の香川県産の食材を使ったメニュー開発も進む。
25年度には、県内14店舗うち5店舗を改装する。その改装する店舗ではうどん作り体験ができたり、居酒屋業態にしたりするなど各店舗の個性を持たせる方針で、詳細は今後強化されます。
同日の発表会では、はなまるの前田良社長が「香川でははなまるうどん店舗は進化しており、おいしく新しいうどん店舗が多く生まれている」と指摘。「地元・香川と一体に新しいはなまるの価値を全国に届けたい」と意気込みを語った。
はなまるは2000年に香川県で創業し、セルフ式のうどんチェーンとして全国チェーンになった。06年には吉野家HDの連結子会社になり、現在は全国で740店舗を展開している。
地方の食材を使用する動きは、全国的な流れとなっており、地域経済の活性化にもつながると見込まれています。また、はなまるうどんはサステナビリティを意識し、環境に優しい運営を目指していることから、その取り組みが消費者にどう受け入れられるかも注目されています。