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韓国の工場で男性が足切断、近隣の12病院に緊急搬送を断られる

2024-09-24

韓国南東部の慶尚南道にある製鋼工場で、10月13日の午前に、60代の男性が作業中にスクリューコンベヤーに足を挟まれ、足を切断する重傷を負いました。この男性は事故発生後、周囲の人々によって緊急医療チームに通報されましたが、近隣の12の病院が受け入れを拒否していたため、搬送が大幅に遅れる事態となりました。

事故発生から約2時間後、ようやく遠く離れた病院に受け入れられ、その後の治療を受けているとのことです。状況に関する情報は、搬送を担当した救急サービスによって確認されています。女性勤務者の台所用品生産工場では、同様の事故が過去にも起こっており、工場の安全管理の重要性が改めてクローズアップされています。

このケースは、韓国の労働安全の問題点を浮き彫りにしており、労働者の安全を確保するためには、迅速な医療体制が不可欠であることが示されています。労働安全対策の強化が求められる中で、事故の情報共有および緊急時の協力体制の改善が急務となっています。