世界
海自の潜水艦に「強力な長砲」搭載へ "水中から魚雷打ってみたいに抜群の新型ミサイルが続々登場"
2025-01-16
著者: 葵
いよいよ量産が始まります。
防衛省は2024年12月、新たな重要装備品の選定結果を公表する。その中で「潜水艦発射型誘導弾」を導入する方針を示し、イメージ図も公開しました。
海上自衛隊の潜水艦は現在、魚雷発射管からアメリカ製のハープーン対艦ミサイルを発射することが可能です。しかし発射範囲は140kmに過ぎないため、遠方から敵の艦船などを阻止・排除することはできません。
導入が予定されている「潜水艦発射型誘導弾」は、敵の領域外から攻撃が可能な、より長射程のスタンド・オフ・ミサイルです。海上に展開する敵の水上艦だけでなく、重要な地上目標への対地攻撃も想定されているようです。
防衛省は2023年4月、三菱重工と「潜水艦発射型誘導弾」の開発に関する契約を締結しており、2025年度には取得費用として30億円を計上。来年度から量産に着手する方針を示しています。
なお、海上自衛隊の潜水艦をめぐっては、無人ミサイル発射システム(VLS)を搭載した潜水艦も導入される予定ですが、「潜水艦発射型誘導弾」はハープーン対艦ミサイルと同様に、魚雷発射管から発射されることが想定されています。今回の新型ミサイルは、最新技術を駆使し、敵の艦艇や地上目標を精確に攻撃するための新たな脅威となるでしょう。これにより、海自の戦闘能力は格段に向上することが期待されます。
日本の防衛力強化は日々進化しており、周辺国からの脅威に対抗するため、新たな戦略的資産が求められています。今回の導入により、海自はより柔軟に対応できる力を手に入れることになるでしょう。これからの海自の動きに大いに注目です。