トランプ氏の購入提案に対する反発

【コンパス報】12日 ロイター＝ トランプ次期米大統領がグリーンランドの購入に関心を示したことに対し、グリーンランド自治領の当局者が反発を表明した。グリーンランドのエルダー首相は12日、「グリーンランドは売り物ではなく、決して売り物にはならない」と言明した。

地理的な利点と住民の反応

トランプ氏は、グリーンランドの地理的な利点が国家の安全保障と世界の自由にとって重要であるとし、自らの提案を支持する意見を述べた。しかし、グリーンランドの現地住民からは、土地の売却に対して否定的な意見が多く寄せられている。

米国の戦略的利益

トランプ氏がグリーンランド購入に関心を示した背景には、米国の戦略的利益を強化したいという思惑がある。グリーンランドは北極圏に位置しており、資源の豊富さや軍事的な地理的位置から、米国の地政学において重要な役割を果たすと考えられている。