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工藤会元ナンバー3の控訴を棄却、福岡高裁…無期限拘束を支持
2025-01-23
著者: 桜
配下の組員らと共謀し、元警察官や監視員を襲撃するなどして、組織犯罪処罰法違反(組織的な殺人未遂)などに問われた特定危険指定暴力団工藤会(北九州市)元ナンバー3が、同会幹部高地貴友被告(52)の控訴審判決が12日、福岡高裁であった。
市川太志裁判長は無期限拘束を支持し、福岡地裁判決を支持した。市川裁判長は、被告が他の暴力団幹部と共謀して暴力行為に及んだ事実を重視し、「組織のリーダーシップを持つ者が、犯罪を主導し、他者をそそのかす危険性がある」と言及した。
また、福岡地裁の判決では、同被告の行為が社会に与える影響の大きさを強調し、厳しい対応が求められるとしていた。
工藤会は長年にわたり、暴力団の中でも特に凶暴であり、多くの事件に関与していることで知られ、地域社会への影響も深刻だ。彼らの犯罪行為は、一般市民の安全を脅かすだけでなく、地域経済に対しても悪影響を及ぼしている。
これに対し、福岡市は暴力団排除条例を強化し、地域住民と協力して暴力団の排除に努めている。今後も、組織犯罪に対する厳しい取り締まりが続く見込みだ。
この判決は、暴力団の構造改革を促進し、地域の治安を守るための重要な一歩となるだろう。市民の安全を守るため、警察や司法も一丸となって取り組む姿勢が求められている。