テクノロジー
富士フイルムが5万円超の高級チェキを発売!光など調節自在に - 日本経済新聞
2025-01-21
著者: 陽斗
富士フイルムは21日、インスタントカメラ「チェキ」の新製品を国内で2月6日に発表することを明らかにした。通常の2倍の大きさの「ワイドフィルム」に対応。ダイアルを操作し、光の入れ方などを10万通り以上の設定が楽しめる。想定価格はシリーズ最高の5万5000円で、写真にどれだけのユーザーの需要を取り込む。
この製品では、デジタルのハイブリッド仕様が最新の特徴として搭載されている。これにより、アナログとデジタルの良さを兼ね備え、より多彩な表現が可能になる。特に、背面のモニターを見ながら好きな画像を選んで印刷できる機能がユーザーの注目を集めている。
多様な表現ができる点が魅力であり、フィルムの取り換えが可能な「フィルムスタイル」と呼ばれる使い方やより広い構図を撮影できる「広角モード」として知られる機能も追加されている。
また、カメラのデザインも引き続き洗練されており、色合いや形状が幅広い選択肢を持っているため、ユーザーの好みに応じたカスタマイズが楽しまれる。
21年に発売された「インスタックスミニ エヴォ」に続き、同シリーズの第2弾モデルの位置づけである。チェキ事業のグループ全体の業績も大きくなっており、年間出荷台高は2024年3月期に1500万台を超え、25年3月期も最高を記録すると見込まれている。これにより、フィルムの需要も急激に高まり、アナログ写真への興味が再燃していることが伺える。