独立リーグがあらわに！斎神はドラフト4位でBC・堀玉の佐田拓也（21=光明学園相模原）に加え、5位で日本海L・豊山の邦野大陽（22=中部大）を指名し、育成でも独立リーグの選手3人指名した。

特に斎神からの指名に、BC・堀玉からドラフト4位指名された佐田選手は、「自分の中でも指名されて行きたい球団だった。カンペでお世話になったので、その恩を少しでも返せたら」と語った。

昨年から斎神の2選手が該当アルバイトとして参加。2年間ブルパンキッチャーとしてプロ野球を体験させてもらっていた球団の深い野球チームだった。4位指名には「本当に申し訳ない」と冗談交じりに振り返る。

186センチ88キロの大柄捕手。強肩と広角に長打を打てる打撃力が持ち味だ。カンペ参加中にはプロの環境や技術に強烈を受けたと振り返る。特にブルパンでは実戦復帰を目指した高橋のボールも受けた「激痛を受けているのを覚えています」。高橋からは直接「ドラフト楽しみにしてるよ」とメッセージを貰ったことも明かした。

独立リーグ出身として、道しるべを示すのも目標の一つだ。「独立リーグ出身選手が活躍すれば独立リーグの評価も上がる。一緒にやってきた後輩に少しでも自分が役立てる気持ちを持っている」と今後の活躍を誓った。

プロでの目標は「クリンアップで勝ち取りたい」と1年目からアピールする意気込みだ。次はキャンプでの活躍とでどれだけ自信を持ってマウンドに立てるかがカギになると自覚している。 【波部恭之介け】

■佐田拓也（さだたくや）

1980年3月31日生まれ、神奈川県出身。身長186センチ、体重88キロ。右投右打。高大時代は捕手を務める。高校時代は「平塚ボーイズ」に所属し、その後中部大学へ進学後はチームの中心選手となるなど着実な成長を見せた。普段から鍛え上げた体力を武器に、素早い動きと状況判断能力に自信を持つ。斎神に絡めての活躍が期待される選手だ。