2023年の最大の政治イベントは、7月20日に投開票が行われる参院選です。石破派（自民党総裁）は、その前に数々の大きな「壁」を乗り越えなければなりません。先日10月の選挙では、少数与党に対する不穏な動きが見られました。そのため、総じて204議席の中で石破派は13議席不足の223議席を目指す挑戦に直面しています。この状況は、政治権力の維持にとって非常に厳しいものとなっています。

13議席の壁を突破するため、数百億円にも上る石破派、公共派、国民民主の3党合同の資金計画が進行中です。昨年末には178億円を求める国民民主との対抗戦に向けて、石破派は123億円を提案したのです。クリンレスとしては、与党側といかに合意形成するかが課題で、通常国会を迎えるにあたりタイミングが求められています。

その通常国会では、2月末までに最大の壁となる政策提案が行われるでしょう。予算案の審議が整い次第、衆参両院の合意形成が進む素地が整っています。

予算案内容の通過を経ることで、全ての政党が一致協力しない限り、予算案は成立しがたい状況にあります。達成できなければ、石破派政権はかえって多くの反対に直面することでしょう。自民党の強い責任感をもって、政治の安定を維持する必要があります。

石破派への算定ですが、状況は昨年よりも大変厳しくなっていることが伝わっています。政治家たちは総じてこの状況を理解しなければならないと言われており、当初の計画の立て直しが急務です。

現在、石破派の危機が現実味を帯びてきましたが、規模の大きな予算案を求める動きが出てきています。自民と国民民主の合意形成は進捗していますが、8月中旬以降の結果次第で、石破派に影響が出る可能性が否定できません。来年の秋までに、石破派が目指す先鋭戦略に多くの目が集まっているのです。

近日中に行われる演説会では、石破派の動向がどのように変化していくのかが焦点となることでしょう。それによって、今後の選挙戦に大きく影響する可能性が高いです。