テクノロジー

東京のダイナミックな原石、海外投資家が熱視線

2024-11-14

著者: 結衣

世界に打って出るスタートアップが少ない。

「なかなかイノベーションが生まれない」と言われて久しい日本ですが、ここに来てその状況に大きな変化が生まれ始めています。

近年、熱い関心を集める東京の投資環境は、プレイヤーとなる創業期のスタートアップに対する投資の動きが活発になっています。具体的には、発展途上の有望企業が海外から資金を調達し、事業拡大の一助としています。

プライベート・エクイティ(=投資ファンド前)と呼ばれる創業期のスタートアップに投資が集まり、起業家支援を行うアメリカの有数の投資会社が東京に初進出しました。

この背景には、光るダイナミックな原石の数々とアジアの中心としての東京の位置づけがあるようです。

スタートアップ投資界の「黒船」とも言われるアメリカのスタートアップ企業「テックスタートアップ」が東京に初進出。西部コロラド州で2006年に誕生したテックスタートアップは、これまで世界各地の約4400に上る企業に投資してきました。

一方、プライベート・エクイティと呼ばれる新興期のスタートアップ企業への投資や、起業家支援のプログラムに力を入れています。

アメリカのライドシェアサービス「ウーバー」への投資をいち早く行い、その可能性を見出したことが話題となりました。

こうした背景から、東京へ進出を果たす企業が増えており、次の投資先として注目されています。特にAIやロボティクス、フィンテック領域の企業には関心が集まっています。

また、2024年には新たなスタートアップの種がどれだけ育つのか、大きな期待が寄せられています。日本のスタートアップエコシステムにおいて、東京は今後も中心的存在であり続けるでしょう。

今回の投資動向を受け、次のターゲットは若手企業であり、次の新興企業の台頭が期待されていることは間違いありません。果たして日本の未来を担うスタートアップが誕生するのか、目の離せない展開が続いています。