2023年4月15日、東京都新宿区のマンション建設現場で、消火設備から二酸化炭素が噴出し、作業員の男性4人が死亡する事故が発生しました。この事故は、午後2時半ごろに起こり、建設現場での作業中に火災が発生し、消火設備が作動しなかったためです。

当局によれば、死亡したのは27歳から59歳までの作業員で、彼らは全員現場での安全手順を遵守していたとされています。しかし、事故発生時に消火設備が稼働せず、周囲の警報も鳴らない状態でした。このため、事故の原因や設備の異常について調査が進められています。

東京消防庁の調査によると、消火設備は高所に取り付けられている型のもので、設計の不備や点検の怠慢が疑われています。さらに、現場責任者であった60歳の男性が今後、業務上過失致死の疑いで事情聴取を受ける見込みです。

事故直後、現場は厳重に封鎖され、事故の詳細を調べるために専門家が派遣されました。また、消火設備の設置業者にも説明を求める方針です。

現在、建設業界では安全対策が厳しく求められており、今回の事故を受けて業界全体での見直しが進むことが予想されます。今後の調査で明らかになる事実が、どのように業界の安全基準に影響するのか、注目されます。