DeNAは神奈川県横浜市内の2つの練習施設「DOCK」の全面ハマスタ化を進めることが決まり、実施まで6日間が残っている。横浜スタジアムと同様の環境でトレーニングを行うことで、選手たちのパフォーマンス向上を目指す。この取り組みは、特に今季が1軍選手が26年ぶりに日本シリーズ制覇を成し遂げ、2軍も初めてファーム選手権で優勝を果たしたことからの再出発である。

「DOCK」は19年前に設立された球団の専用練習場で、室内練習場も整備された総合施設。その初年度の施設での選手からの評価が高かった一方で、人形草野球のみで十分でなく、雨が降れば長時間にわたって練習できない状況が続いていた。

今年の目標は、選手たちが横浜スタジアムの雰囲気を一層感じながら心身ともに鍛えることで、開幕からの勢いを生かすこと。特に、横浜スタジアムを模した環境でのトレーニングを行うと、選手の自信にもつながりやすい。今回の導入により、選手たちがオフの間も常にチームとしての意識を高められる効果が期待されている。

また、選手たちは「横浜進化」をテーマに集結し、チーム全体の底上げを狙う。これを通じて新たな戦力の育成にもつなげ、未来の勝利を掴むための基盤作りを進めていく。来季に向けてさらなる進化を遂げるDeNAの動向に注目が集まる。最終的には、選手たちの成長のみならず、ファンの期待にも応えられるチームとなることを目指している。