ブルーインクと色違い…ダルビッシュに注がれた“ユウイング”

元日本ハムのハム内野手、杉谷拳士さんが自身のYouTubeチャンネルを更新し、パドレスのダルビッシュ投手との対談第3弾を公開した。日本ハムの後輩に当たる33歳は、ダルビッシュが先発した試合を観戦した際に感じた「現状」に言及。「めちゃくちゃ悩まれてるんじゃないか」と思ったという。

ダルビッシュから「サンディエゴに来いよ」と言われていたという杉谷氏。現役引退後、パドレスの本拠地ペトコパークで、ダルビッシュが先発した試合を観戦した。驚いたのは球場を包んだファンの反応だった。

「めちゃくちゃ浮かれてた。僕の心が拒むような…なんで地元なのにこんなフルエンジンって思った」と語る杉谷氏は、現状を不安視した。そんな中、観客の一部からはダルビッシュへの応援もあり、杉谷氏は「周りの人に聞いたらあれはフルエンジンじゃない、ユウイングだ」と言われた。

私の心が攪乱されるような数週間だったというダルビッシュは、そんな状況に「めちゃくちゃフルステでやってる」と感じているようだ。杉谷氏は「何でだろう、こうなってるんだろう……なんで地元なのにこんなにフルエンジンなんだ」と度々思っていたという。これはダルビッシュにとって心の葛藤を表現したものと捉えられた。

更に、ダルビッシュは試合中に静寂に包まれた経験についても語っていた。これは単なる試合の一環というよりも、観客との関係について考えるきっかけとなっているようだ。

また、杉谷氏は初めての観戦である妻・聖子さんも驚いていたと語る。「嬉しい。わざわざ声を出して援助してくれるわけだし、名前を呼んでくれるのは凄く感動だ」と、ダルビッシュに寄せる熱い思いが報われた瞬間があったようだ。