ビジネス
メタ、従業員15%削減 AI開発競争で人件費抑制
2025-01-14
著者: 愛子
【シリコンバレー=清水恵】米メタが従業員の約15%を削減することを14日明らかにした。数千人が対象となり、2月に評価が低い社員を解雇し、2025年中に同じ職割合を持つ新たな人材を採用予定である。人工知能(AI)の開発競争が激しさを増す中、優秀な人材を採用しながら人件費の増加を抑えようとしている。
メタの最高執行責任者(COO)は社内向けに説明した。現在の従業員数は24万7千人で、減少後も依然として大規模な組織であり続ける。しかし、AI分野での競争がますます厳しくなる中、企業は効率性とコスト削減を迫られている。
さらに、経済の不透明感が高まる中、テクノロジー企業は利益率を保つために、業務を見直す動きを加速させている。これにより、メタを含む多くの企業が従業員削減を選択する場合が増える見込みだ。特に、AI技術の向上に伴い、もはや従来の労働力に依存することはできず、新たな競争優位性を確立するために、柔軟で効率的な組織運営が求められている。