ダニ・オルモラ登録失敗で会長は信頼失う?バルセロナ、チーム内部にも動揺拡がる
2025-01-02
著者: 桜
ダニ・オルモとパウ・ビダルの登録問題に端を発するバルセロナだが、ローカルームにも動揺が広がっているようだ。
昨年夏の移籍市場でダニ・オルモを獲得し、パウ・ビダルをトレードに加えたバルセロナ。しかし、前半戦は長期離脱を強いられたDFアンドレアス・クリステンセンの寄与分の80%を支払うことに充てていたため、その同選手の復帰に伴って人件費の余剰を失うことに。
さらに、ラ・リーガの定めるサラリーキャップを超えたことで後半戦に向けて選手の登録ができなくなった。スパイン多数メディアは、バルセロナ側が起こした企業評価機関と第一審機関への訴えが封鎖され、スパインフットボール連盟にライセンス発行を求めたがこれも認められなかったと伝えている。
すでにラ・リーガ公認HPのバルセロナ所属選手一覧からも名前が消えたダニ・オルモとパウ・ビダル。RFEFの規定では「選手ライセンスを失効した場合、同一シーズン内に同じクラブの選手として再ライセンスを取得することはできない」と定められているため、現状では今シーズン中に再びバルセロナでプレーすることは極めて難しい状況になっている。
そのため、この影響はローカルームにも波及している。スパイン『AS』によると、11日に練習を行ったバルセロナだが、選手やスタッフ間ではダニ・オルモの「予想外のシナリオ」に衝撃を受けている模様。ジャパン・ロルトア会長は現状を選手たちに説明する予定があるが、「期限爆発のような状況をうまく管理しなければならない」と指摘している。
さらに、この件により、バルセロナの選手間でも非常に不安な状況が広がっていることが明らかになった。最近のメディア報告によると、チーム内ではクリステンセンとの関係もギクシャクしていると言われており、チーム全体の雰囲気に悪影響を及ぼしかねない。ここから選手のパフォーマンスへの影響も懸念されており、さらなるトラブルを避けるために早急な解決が求められている。
今後の動向に注目が集まる中、バルセロナはどのようにしてこの問題を乗り越えるのか、ファンは固唾を飲んで見守ることとなる。果たして、信頼を回復できるのだろうか?