大手自動車メーカーの内定を獲得!4年目の大躍進を遂げたヤクルト・宗山は「その時の決断について話すのはまだ早い」
2024-10-29
著者: 裕美
宗山(そうやま)は、2020年のドラフトで西日本工業大学から育成4位でヤクルトに入団。1年目はプロの体力づくりに励み、2年目は一軍の春季キャンプに参加。3年目の春には支配下登録されると、4年目の今季は一軍で27試合に登板し、194センチの長身から投げ下ろす真っ直ぐはフォークを武器に11勝5ホールド、防御率0.57の好成績を収めた。この成長は、宗山が自身の限界に挑んできた証とも言える。小野寺投手コーチは、宗山の成長を1年目から見守り続けており、今の自分に何が足りないのかを常に考える態度が素晴らしいと称賛する。
「今の自分に何が足りないのか、常に考えています。プロに入った時から「負けたくない」という気持ちが強く、不甲斐ない自分で終わりたくないと思っています。努力家であり続けることが、その思いを実現する鍵です」と語る宗山。育成4位からスタートした彼が今やヤクルトの大切な戦力として認められるまでになったのは、多くの努力と自己分析があったからだ。
そして、今年は初めてシーズン終盤に一軍での実績を積んだ宗山に対し、期待が高まる声が聞こえてくる。「僕は目立つタイプではないので、地道に頑張るしかないと思っていますが、それでも一日一日、一歩ずつ成長していきたいです」と彼は今の思いを口にする。これからの活躍がますます楽しみだ。
今年のプロ4年目での活躍は、彼のこれまでの経験と努力が結実したものであり、これからのシーズンにも期待がかかる。特に、宗山自身がどのように自己成長を遂げていくのかが今季の注目ポイントだ。プレッシャーを感じる中で、いかにして地道に自分のスタイルを貫けるのかが鍵となるだろう。彼の更なる成長を見守りたい。