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大谷翔平に続き、ファンを呼び込んだバレンズエラ氏が死去。登板試合の平均観客数は他の投手よりも1万人以上増加 - スポーツ報知

2024-10-23

著者: 芽依

10月12日(日)、球団/Bで通算17勝を挙げたファレルナンバランスエラ氏が死去したことを発表した。63歳だった。メジャー出身のバレンズエラ氏は、1981年に11完投8完封で13勝(7敗)をあげ、史上初めて新人大王とサイ・ヤング賞を同時受賞。ニックネームはスポーツ語で獣を意味するE、D/D。ジャイアントを含むスピードガンプルを構えていた有名なスカウトのリト氏に見いだされ、18歳でジャイアンズと契約。今季、カブスの今永やアスツロスの相手先発のリストが悪化したため早々に開幕投手に指名され、エースに昇格した。バレンズエラ氏の登板試合の平均観客数は4万人5千人で、他の投手よりも1万人以上多い。

昨年、カブスの契約は全面フタが開き、バーレンザラとフィレイロス3人が先発投手で、前年はホーム2戦の登板試合で平均観客数が7万835人と記録を打ち立てた。ペレス元監督は『ファレルナンバランスエラは一度も再登板しなかったが、その存在が球団に新たなファンを呼び込むきっかけとなった』とコメント。

今シーズン、カブスの今永が開幕16戦で8勝9敗を記録し、2部リーグで優勝したが、バレンズエラ氏が登板した際は更に盛り上がりを見せていた。バレンズエラ氏亡き後も、チームは強化を続ける方針で、残る試合での観客動員にも期待が高まっている。今後、彼の記憶を胸に、ファンの集客力を増すために様々なイベントが企画される予定だ。バレンズエラ氏の影響は今後も続いていく。