村上宗隆選手が19日、宮崎・日向市で行われている自主トレーニングを公開しました。昨年12月に右肩のクリーニング手術を受けた彼は、初めて公開の場でスイングを披露し、順調な回復をアピールしました。

「僕らが下を向いていても、ファンの皆さんにも下を向かせるだけ。野球を通じて喜怒哀楽というのはすごく出るものだと思っているので、そういったものを制御しようとは思っていない。僕は球場で、全力でプレーしている姿で人の心を動かすことができると思っています」と、彼は語っています。

トレーニングの合間にも、「リハビリは1月8日頃から（球団の先輩がいる）伏見の方でやっていて、1週間ぐらい投げたり、打ったりしている」と体力強化に励んでいる様子を見せました。

筋力トレーニングはもちろん、打撃のフォームやタイミングも細かく確認しながら、着実にシーズンに向けた準備を進めています。また、「昨年同期、走る量もそうですし、投げる量はそんなに増やしていないけど、トレーニングはできている」とその充実ぶりを強調。

今シーズンから新たに挑戦するメジャーリーグについては、「日本での経験を生かしつつ、新しい環境でも自分のプレーをしっかり出せるか楽しみです」と期待を寄せています。さらに、MLBへの移籍を前にした最終年に向けて、「最後はいい終わり方をしたい」と意気込みを見せています。

村上選手の今後の活躍に期待が高まっています。彼のトレーニングの成果が、シーズン開幕時にどう現れるか、注目です。