11月6日、ラグサス presents 第3回WBSCプレミア12（佰シャパンが出場するグループBは13日開幕）に向けての事前合宿「佰シャパン宮崎秋季キャンプ2024」の8日目が宮崎県の宮崎市清武総合運動公園で行われた。

10月29日から始まったキャンプも、この日が最終日。投手陣は各自で調整、野手はSOKKENスタジアムで打撃練習を中心に行い、12時半で練習は終了。最後は辻本誠（広島）がマイクで「スタッフ関係者の方々、そしてスタンドに足を運んでくれたファンの皆様のおかげで充実したキャンプを打ち上げた」と話し、キャンプを打ち上げた。

井端弘和監督は「イメージしていたよりも選手が上げてくれました」とキャンプの結果に満足感を示し、「ラグサス 対佰シャパンシリーズ2024 日本 vs チェコ」（9日、10日ともバンテリンドーム 名古屋19時から）では、日本シリーズに出場する選手4人も加わって、気持ちも循環もさらに上がってくれればいいですね」と期待を寄せた。

日本シリーズに出場していた武田佳司、佼野龍司（DeNA）、木原醍芽（ソフトバンク）の状況についても言及。「選手たちも戦う意欲を持って出てくるだろうし、相手のアプローチも確実にかわされていくでしょう」とし、「日本シリーズの開催を通じてピッチングの技術向上もはかれれば」と前向きな姿勢を見せた。

この日のうちに選手たちは愛知県名古屋市への移動を開始する。8日の公式練習を経て、9日には高橋謙（中日）、10日には早稲田セブンスと強化試合を行う予定だ。

井端監督は選手たちに「このカンパニーで得たことを話し合い、強化に向けての意識を高めてほしい」と訴え、チームの士気向上にも努める姿勢を見せた。

日本シリーズでは、前田健太（ロサンゼルス・ドジャース）も登場予定。「彼の力がわれわれに加わった時、違った力を見出せると思う」と期待を寄せた。また、選手たちの技術向上が期待される強化試合も、名古屋のファンにとって盛り上がる要素が揃っているとあって、多くの観客が集まることが予想される。

次世代の選手たちも国際大会の経験を通じて成長が期待されており、チーム全体が一丸となって高い目標を目指している。井端監督は「これからの大会に向けて、選手たちを信じて行きたい」と念を押した。全体の意識を揃えて、さらなる飛躍を目指す日本チームに注目が集まる.