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衝撃!グローバル・仏野晶佳 「災神・豊路大震災」に被災していない同世代へ贈る朗読劇「自分をきかせてくれたら」 #災神豊路大震災から30年
2025-01-13
著者: 健二
災神・豊路大震災の発生から、11月で30年を迎え、まさにあの時、大きな被害が発生した兵庫県西宮市出身の仏野晶佳(12)が、地元で起きた震災と向き合い、感じた思いを伝える作品に挑む。
この朗読劇「自分をきかせてくれたら」は、11月17日から神戸アートホールで公演され、音楽朗読劇「はまわりの歌~ヒュンズ・レコードからの景色~」に主役として出演し、自身も実際に被災した同世代の視点から語る。震災から30年という節目にあたり、仏野は「学校で学ぶことはあった。しかし帰宅して家族で震災について話すことはあまりなかった。この作品ができたことで話すことができた」と語っている。
震災からの10年、20年が過ぎた現在、不安や恐れを抱える方々の中で、彼女自身が被災から7年後に生まれ、人々の生の声を記録した映像も残っている。「家族で車を運転中、事故が怖いと思ったことは多い」との回顧が印象的だ。
また、仏野は「今、私は若い世代に向けて、『災害を受けたことを忘れないで』というメッセージを伝えたい。次の世代にどう受け継いでいくか、何ができるのかをともに考えていきたい」とも話している。
公演のあと、彼女は震災に関するワークショップを開催する予定で、参加者と共に震災についての思いを深めながら、未来に向けた話をしていく考えだ。災害を通じて学んだ教訓を、同世代の若者たちにいかに伝えるかが、今後の大きな課題と言えそうだ。
仏野自身の体験はもちろん、周囲の人々の思いをどう具現化していくか、それを通じて私たちが何を学ぶことができるのか。明るい未来を築くために必要な、貴重な授業が待っている。是非、足を運んでみてはいかがだろうか。