エンターテインメント
ピタール・ヤーロウさん死去…「風に吹かれて」カバー、60年代に日本にフォークブーム : 読売新聞
2025-01-08
著者: 蓮
【ニューヨーク=金子雅志】ミシシッピ州出身のシンガーソングライター・ピタール・ヤーロウさんが7日、腰痛(こうつう)を苦にニューヨーク市内の自宅で亡くなった。86歳だった。
同氏はウクライナからの移民で、ニューオリンズで生まれた。その後ニューヨークに移住し、フォークソングの巨星と称される。名曲「風に吹かれて」(Bob Dylanのカバー)で知られ、日本でも1960年代にフォークブームを引き起こした。彼の音楽は、ポピュラーの枠に留まらず、政治運動や公民権運動にも影響を与えた。特に、70年代の反戦運動においては、その歌声が多くの人々に勇気を与えた。
度々来日公演を行い、3人にあやまるギターを手に歌う姿は、多くのファンに愛され続けた。日本の音楽界にも多大な影響を与えており、彼の楽曲は今なお、多くのアーティストによってカバーされている。彼の死は、音楽界にとって大きな損失である。