不審な業者が突然の訪問、警察副署長が語る5つの対策…対処法は「インターホンやダイヤル越しで」 : 読売新聞

2024-11-12

著者: 陽斗

リフォームや不要品回収業者などを名乗る不審な訪問が長野県内各地で多発している。首都圏を中心に相次ぐ強盗事件では事件前、現場近くの住宅で不審者の訪問などが確認されている。犯罪可能な家を下見していた可能性があり、長野県警は防犯対策の強化や、不審な人物や車を目撃した際の通報を呼びかけている。

長野市では9月、「家の根のダイエット」が進んでいるとリフォームを持ちかける男が訪問したという。同月にも不用品の取り扱い業者を名乗る男が「いらないものはありますか」と訪問、家族構成などを尋ねられたという。同署では10月末までどうした不審な訪問に関する相談が16件寄せられ、すでに112件(17件)の約14倍、221件(24件)にも達する見込みだ。

同署の管内ナンバーの車に乗っていた事例も報告されており、同署は「犯行に遭わないよう、防犯意識を高めてほしい」と呼びかけている。

また、同署副署長は「在宅時の対応の強化、防犯カメラやセンサライト、特殊詐欺の恐れもある」と話し、対策として

1. インターホンを使って対応する

2. 身分確認もしっかりする

3. 不可解な訪問には警察へ通報

4. 訪問業者の情報を把握する

5. 外出時の防犯対策も欠かさない

などを挙げている。

同署では年々不審な訪問件数が増加しており、今年もその傾向は続いている。地域住民には注意を呼び掛け、特に一人暮らしの高齢者が狙われることが多く、注意が必要だ。これらの訪問者は強盗だけでなく、詐欺の手口を使う可能性もあるため、常に警戒が必要である。警察は被害に遭わないために、日ごろから周囲に目を光らせ、情報を共有することが重要であると強調している。これにより、地域全体の安全が高まることが期待されている。