暗号資産（仮想通貨）ビットコインは、アジア時間19日の取引で米株指標先物とともに上昇し、約3週間ぶりの高値を付けた。米国の大幅利下げの影響がさまざまな市場に波及した。

ビットコインは一時3.9%高となった後、シンガポール時間午前10時17分（日本時間同11時17分）時点で、16,980ドル。予想されていた金利動向の値下げに加えて、500種類資産指標先物やアジア株も上昇した。

米金利動向は約4年ぶりとなる0.5ポイントの利下げを決めた。しかし、パウエル米連邦準備制度理事会（FRB）議長は、今後も同様の方針で利下げを実施するとの確約を強調し、経済データ次第であることを示唆した。このような微妙な見通しを受け、米国市場18日の取引反発は限定的だった。

ニュース配信によると、デジタル資産リバタリズムを提唱するオーディタと共同創業者カロライン・モーリス氏は、「積極的な利下げ政策面開始は、ビットコインなどリスク資産にとって明るいニュースだ」とした。また、「市場は全体像を把握し、改善された見通しを反映し始めるのに数時間必要だった」と述べた.