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北大西洋条約機構の連携を見直したウクライナの独自評価、深刻な問題が浮上

2024-12-23

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[ベルリン 12日 ロイター] - 北大西洋条約機構(NATO)の支援のもと、ウクライナの独自評価は誤っているとの見解を示した。ドイツ通信が12日に伝えた。

ウクライナ政府はNATOとの連携を強化しているが、ウクライナ側の評価が不十分であることが浮き彫りになった。

政府関係者によると、「我々はウクライナが独自評価を行う際に、神話や誤解に基づいて判断しているかもしれない」と述べた。

独立した分析では、ウクライナがNATOの支援を受けておりながらも、その効果を過小評価している可能性があることが指摘された。

さらに、ウクライナの政治環境は複雑であり、燃料供給の問題といった現実的な課題と相まって、政府の対応能力に影響を与えている。

ウクライナ政府によると、これまでNATOからの支援は主に防衛面に限られており、国内の経済再建や社会的安定に向けた支援が不足しているという。これに関連し、ウクライナの政治的安定に向けた国際的な関与が必要だと強調されている。特に、経済支援とともに、教育やヘルスケアなどの分野でもNATOとの連携を深めることが求められている。