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2024-11-16

著者: 陽斗

大相撲九州場所7日目(11月16日、福岡国際センター)

大関・貴景勝(たかけいしょう)は、東前頭3枚目・阿炎(あび)に敗れ、7日目に土がついた。やはり立ち合いでの不調を前にした大関は、相手のねじ込みに対し、前に出ようとしたところを引き落とされてしまった。

同じく初日から6連勝中だった東前頭15枚目・阿武咲(あぶさき)も、西前頭16枚目・正代(まさしろ)に突き出されて初黒星を喫した。7日目に無敗力士が消えた。

大関・鏡山(かがみやま)は、西前頭3枚目・熱海富士(あたみふじ)を上手投げで破り、11勝目を挙げた。直近の3連勝は地力を証明する結果となった。

新大関・大の里(おおのさと)は、西前頭2枚目・豊昇龍(とよしょうりゅう)を寄り切って15勝目。下から攻める力士に対して積極的に攻め手を持ち込み、相手を押し込む展開で勝利を収めた。

11敗を堪える東前頭3枚目・龍泉(りゅうせん)は、西前頭7枚目・白龍(はくりゅう)に寄り切られ、再び辛い結果に。7日目の取組では左肩と腰の負傷が心配される。もっとも逆境をかいくぐって、この日は内容を問わず土俵に立てることが重要だ。

東前頭11枚目・玉鷲(たまわし)は、初日から堅調な相撲を見せ、西前頭12枚目・大翔(おおとび)を送り出して7勝目。現在の好調を維持できれば、来場所での昇進も期待される。

この日は14歳の若手力士が初土俵を踏み、新たな伝説が始まる兆しも見られた。彼の活躍によって、相撲界に新しい風を吹き込むことが期待されている。